はじめに
Kindle paperwhiteを購入して5年になります。まだまだ続きそうです。その間の不具合は全くありません。これって地味に凄いのでは・・・思っています。他のガジェットで5年も使い続けたものが見当たらないので。
今回は、私がなぜ5年(まだ継続中)も使い続けているのか、電子書籍は本当に盛り上がるのか・・・など、雑談ライクな記事を作成しました。
Kindle paperwhiteとは
私の使い方から主な特徴をまとめると、下記の5点になります。なお、写真集などカラー作品は不向きなので、パソコン(Kindle for windows) で代用しています。
- 電子インク採用により、明るくても暗くても読める。しかも目に優しい
- 文字の大きさが調整できる。明るさも調整できる(→目に優しい)
- WiFiに接続して欲しい本が移動中でも購入でき、購入直後から読める
- 軽くて薄いので、カバンの中で邪魔にならない
- 1日1時間読んでも2週間以上持続するバッテリー
つまり、視力が衰え始めて、仕事で移動が多く、本屋に行く手間を省きたいオジサン(私です)には、かなりフィットするガジェットなんです。でも、なぜ電子書籍(Kindle含めて)盛り上がりが少ないのか…
そもそも本を読まなくなった?
電車に乗って周りを見渡しても、Kindle端末を使っている人を見たことがありません。スマホを見ている人が圧倒的に多く、紙の本がその約1/10でしょうか。(スマホ利用者の内、ゲームをしている人が一番多い気がしています)
そもそも本を読む時間が少なくなている時代なんでしょうね。SNSの平均利用時間は、ざくっと1時間/日くらい。若い人はもっと多いと思います。SNSがない時代と比較して、その1時間が本を読む時間を少なくしていると思います。スマホで疲れた目で本を読もうという気も起こらないしょうし。スマホゲームの時間も考慮に入れば、ますます本を読む時間が少なるのが実態だと思います。
やはり紙の書籍の方が良いという意見
紙の書籍の方が良いという意見、私も否定しません。指の感触も含めて読んでいることを楽しめます。また、知人や友人に読んだ書籍を渡すというコミュニケーションも好きですし。
確かに、Kindle paperwhiteを購入した最初の動機は「紙の書籍の代用」でした。
仕事で移動の多い私は、カバンの重さに敏感になりました。つまり「重さと効果」を天秤にかけるようになった。重いのに使う確率が低いものは持ち歩きたくないという発想です。
紙の本は意外と重いのですよね。カバンの中である程度のスペースが必要ですし。
その点おいて、Kindle paperwhiteは素晴らしいガジェットです。どんだけ電子書籍をダウンロードしても重さは約200g。薄い形状なので、他の荷物と競合しない。電子書籍で盛り上がっているのは「漫画」のカテゴリーのみとの事。全20巻を持ち歩けると思うと、とても魅力を感じます。紙の書籍の欠点を見事に電子書籍が補っています。
電子書籍の「漫画」が盛り上がっている本当の理由は、値引きキャンペーンや無料試し読みなどの施策をこぞって展開したことによるものですが、私のメリットは「重さに対する効果の大きさ」です。
今後、電子書籍が盛り上がるには?
アマゾンで注文すれば、紙の書籍が翌日に届きます。同時に何冊も読むわけではないので、移動中に書籍を読むにしても、持ち歩くのは1冊だけで十分。なので電子書籍は要らない…確かにごもっともです。
「環境保全のために紙の使用量を減らしましょう」と言っても、紙の書籍の売り上げ自体が減少傾向です。
では、電子書籍が盛り上がらないのか? 紙の書籍の代用だと、大きく盛り上がらないように思います。紙の書籍ではマネできないような機能を新たに創出する必要があるでしょう。
例えば、
- 挿絵が動画 (個人的には電子インクで描画を高速化して欲しい)
- 洋書を読む際、単語の意味を調べるだけでなく、文章ごとの一括翻訳
- 勉強のために本を読む場合、目的を設定すると本のリストと読む順番を教えてくれる
また、紙の書籍の良さを継承する狙いで、
- 時間制限をつけて知人に貸すことができる。又は、あげることができる
- 図書館で借りられる電子書籍を徹底的に増やす。もちろん新書も対応する
電子書籍出版の代行をしているといろいろ考えてしまいます。自由意見を述べる形になりましたが、思いついた事を記事にしました。ここまで読んて頂いた方に感謝します。